松本マラソン

第3回松本マラソン

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祝・国宝指定 旧開智学校

松本の国宝といえば松本城ですが、この度、もう一つ国宝が増えることになりました!
それが、松本城の北側にある「旧開智学校校舎」(重要文化財)です。
明治以降の学校建築としては初めての国宝となる旧開智学校校舎を紹介します。

  1. いつ建てられたの?

    開智学校は開校当初、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で廃寺となった全久院(松本市中央1)を仮の校舎として利用していました。現存する建物は、地元の大工棟梁・立石清重の設計で1876(明治9)年に建てられました。開成学校(東大の前身)をはじめ、東京や横浜などの西洋建築を参考にしたという校舎は、和風と洋風が混ざり合った擬洋風建築の代表と言われています。

    校舎は木造2階建てで建築面積は514平方メートル。1961(昭和36)年に国重要文化財に指定され、1963(昭和38)年まで校舎として使われた後、現在地に移築され、1965(昭和40)年から博物館として公開されています。

    特徴の一つ、輝く白い外観は漆喰塗り。実は白い部分だけではなく下部や四隅のグレーに見える部分も石積みを模した鼠(ねずみ)漆喰塗りです。

  2. 見どころ・正面

    擬洋風が凝縮されていると言われるのが正面の部分です。龍の彫刻や瑞雲、唐破風、そして瓦屋根という和風の要素と、バルコニーや縦長の窓、天使の彫刻など洋風の要素が混ざり合っています。

    天使が支える看板には「開智学校」の文字。この看板のレプリカが館内にもあり、一緒に撮影できるようになっています。売店では天使をモチーフにしたシールやマグネットなど、エンジェルグッズも販売されています。

    八角塔の上部に見えるのは、東西南北の銅版。1982(昭和57)年に取り替えられ、以前のものは「風見 東西南北」として校舎内に展示されています。

  3. 見どころ・和風と洋風

    校舎内には、廃仏毀釈になった全久院やその西隣りにあった浄林寺の部材が使われているところがあります。8枚ある「桟唐戸(さんからど)」は、框の中に桟を組み、その間に薄板や連子をはめた扉で、中には浄林寺のものをそのまま使っているものもあります。

    ほかにも、ペンキで木目を描く「木目塗り」の技法が用いられた扉や、内装のアクセントとなっているステンドグラス、5層の和紙を塗り重ねた紙天井など、細かい部分も見どころが満載。廊下や階段、手すり、窓、照明などもぜひ注目してみてください。

  4. 見どころ・展示資料

    以前、教室や職員室、校長室だった場所には、建築資料や教育資料が展示されています。

    教育資料は、江戸時代の往来物、明治以降の教科書や教材、日誌、卒業証書など。明治時代の教科書を使ったクイズに挑戦したり、古い時代の小学校の机と椅子に座ってちょっとしたタイムスリップ気分を味わったり、楽しみながら当時の学校の様子を知ることができます。

    建築資料は、重要文化財附(つけたり)指定文書28点をはじめ、舶来色ガラス、大工棟梁立石清重関係資料などもあります。

  5. 松本市民が守った学校

    工事費用は、当時のお金で1万1千余円という巨額なもの。およそ7割を松本の住民の寄附、残り3割は特殊寄附金や廃寺をとりこわした古材受払金などで調達しました。

    国重要文化財指定も、地元の後押しで実現しました。もう一つの国宝・松本城も、明治以降、主がいなくなった城を守ってきたのは地域の住民でした。”地元の宝を自分たちの手で守り、後世に残していこう”-松本の人々はそんな思いが人一倍強いのかもしれません。

隣は”現役”開智小学校

旧開智学校の南隣にあるのは、松本市立開智小学校です。”現役”の小学校で、毎日児童が元気に通っています。2階建ての校舎や八角錐の塔があるところなどは、ちょっと旧開智学校に似ています。
※観光地ではないので、立ち入りはしないでくださいね。

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