松本マラソン2023

  • 2023.11.12sun8:15start
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観光情報

手仕事に触れる、松本の伝統工芸

城下町・松本は、古くから「手仕事」が盛んでした。
時代が変わっても、ものづくりの技と思いは受け継がれています。
実際に街なかで触れることができるのも松本ならでは。
見て、触れて、その良さを感じられる伝統工芸を紹介します。

  1. 松本民芸家具

    松本民芸家具

    松本民芸家具の前身である、中央構材工業は1944年に創立。創業者・池田三四郎は日本民芸の祖と言われる柳宗悦との運命的な出会いを経て、民芸論の研究、体得に励みました。長野県はもともと、木材が豊富で、種類も多く良質。松本は空気が乾燥していることもあり、木材にとっては最適な場所です。池田は家具職人を集めて、当時衰退していた家具産業の復興に取り組みました。

    使っているのは、ミズメ(ミズメザクラ)を主として、ケヤキやトチ、ナラなど全て国産の落葉高木。塗装は全て手塗りで、時間をかけて丁寧に仕上げています。和にも洋にも馴染むデザインは、東西の伝統的なものを尊重しつつ、現代生活に即した形にしたもの。代表作といわれるウィンザーチェアをはじめ、さまざまなアイテムは中町通りにある「中央民芸ショールーム」で見ることができます。街なかには松本民芸家具を配した店も多く、実際に使ってその良さを感じることもできます。

    松本民芸家具

  2. 松本押絵雛

    松本押絵雛

    押絵雛は、押絵羽子板のように型に切った厚紙に綿を入れて布で挟み、厚みを持たせて立体感を出して作られたひな人形です。羽子板に用いられていた押絵の技法が江戸時代後期に松本に伝えられ、明治時代の中ごろにピークを迎えましたが、1888(明治21)年の大火をきっかけに職人が減少。昭和初期には技術を保有する人が途絶えてしまいました。

    伝統的な技法を復活させて作り続けている「ベラミ人形店」は外国人観光客にも人気の店です。「重要文化財馬場家住宅」では「松本を代表する工芸品として紹介しよう」と毎年3月~4月に、押絵雛の展示を行っています。

    ベラミ人形店

  3. みすず細工

    みすず細工

    江戸時代末期に農家の冬の副業として始まったと言われる「みすず細工」は、鉛筆ほどの太さの「すず竹」と呼ばれる竹で編む生活道具です。柳宗悦の著書「手仕事の日本」に、みすず細工の敷物が紹介されており、国宝旧開智学校の講堂と御座所にはみすず細工の敷物が敷かれています。明治・大正の最盛期には海外にも輸出されていましたが、昭和30年代から衰退し、2009年に最後のみすず細工職人の中澤今朝源氏が亡くなり技術が途絶えました。

    2011年に有志による復活プロジェクトが立ち上がり、技術の復活に取り組んだ結果、現在数人が活動をしています。松本市立博物館分館「歴史の里」では、毎年4月から11月の日曜日に、みすず細工の実演を見学できるほか、ミュージアムショップでは蕎麦ざるなども販売しています。

    歴史の里

  4. 松本箒

    松本箒

    「松本箒(ほうき)」は、江戸時代後期から農閑期の副業として作られていました。最盛期には120戸以上の農家で作られていましたが、今では数軒になってしまいました。

    「米澤ほうき工房」では原料となるホウキモロコシを自宅前の畑で栽培。夏と秋の2回、収穫して制作しています。4つの束で作る「4つ玉」のほうきをはじめ、ちょっとスリムな「3つ玉」や、昔はかまどを清める時に専用に使われていたという「荒神箒」など、大小サイズもさまざま。これまでビニールだった編み糸を落ち着いた色の麻紐にしたり、持ち手に地元産の木材を使ったりと、近年はちょっと”おしゃれ”なタイプも人気です。

  5. 万岳焼

    万岳焼

    万岳焼(ばんがくやき)は、江戸時代後期、松本藩御用窯(旧浅間焼)を発端としています。もともとは、浅間地域で取れた土を使っていましたが、取れなくなってからは宮淵地域に移り、その頃は宮淵焼という名で呼ばれていたようです。万岳という名は、松本が山に囲まれていることが由来と考えられています。

    現在は、6代目の木村万岳さんとその子息である7代目木村岳史さんが伝統を守りつつ、現代の陶芸にも通じる技を探究し、青磁の他に釉裏紅や染付、色絵、金銀彩などの作品も生み出されています。また、一般向けに、手びねりによる茶器・鉢などの製作や素焼作品への絵付けをする陶芸教室も開催しています。

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